お客様事例公開
細部に至るまでこだわり、明るく開放感のある
素敵なお部屋に大変身!!
東村山市Y様邸
- ● 築年数: 23年
- ● 建物面積: 61.21 ㎡
- ● リフォーム部位: 全面リフォーム
今回は、今では住まわれていないマンションの一室をリフォームして売却したいというご依頼をいただきました。
この度、今まで賃貸物件として貸されていたマンションの一室を売りに出されることになり、ご紹介を通じて私たちにご依頼いただきました。ありがとうございます。
最初は水回りや内装だけ新しくしたいと考えていましたが、新しくするだけで良いものができ上がるものなのか不安でした。
色々とご相談に乗っていただいているうちに、プランを変更したり無理をお願いしたりと、色々ありましたが最後まで親身に相談に乗っていただけて本当に素敵なリフォームができました。
ここまで変わるなら手放すのがもったいなく思えてきちゃいました。ありがとうございました。
マンションの築年数は23年。壁や床は黒ずみや黄ばみで汚れ、全体的に暗い印象でした。
Y様にとってこちらのお住まいは、最低限のリフォームをして売却されるおつもりでしたが、よくある設備の入れ替えだけのリフォームは希望されておりませんでした。
一般的なファミリータイプの 3LDK
専有面積 61.21 ㎡
古ぼけて見えてしまう室内のイメージを一新したい
購入者様が
喜ぶような
アレンジをしたい
でも何が必要なのか分からないので、提案して欲しい
Y様が想定したご購入者のイメージは「若い世代のご夫婦」。
広いようで、スペースが限られてしまう水廻り。暗くて狭いイメージなので、想定したご夫婦が明るく開放感のあるお部屋や設備で「暮らしやすい!」と思っていただけるようなアレンジを行いました。
使用した床材、洗面台の種類や照明器具、スイッチプレート、トイレの紙巻き器など、細かいパーツをお客様と一緒に決めていきました。また、完成後には生活小物を置くことで、内覧された方がより具体的に新生活感をイメージできるようになりました。
お客様ご自身、かなり楽しまれながら、インターネットや実際の商品をよくご覧になって、納得のものをお選びになられました。
売却時、どこまでリフォームするか、また、どういった方々に必要とされていて、どんなコンセプトで売るのかを明確にする必要があります。
既設のお部屋のポテンシャルを最大限に生かしつつ、時勢ごとの流行りすたりを意識しながら、まだ見ぬご購入者様に喜んでいただけるよう、一緒にコーディネートやアレンジを楽しめればと思います。
多くの方から好まれる内装金物や照明計画など、住まいに関することを上から下まで自在にご提案いたします。また、皆様の大切な思い出が詰まったかけがえのないお家だからこそ、
誠意を持って本気で売り込んででいただいている熱い仲介業者様達も、宜しければご紹介いたします。
物件別提案会議
Y様が想定した「若い新婚のご夫婦」が新しい生活を始める空間です。
一般的な間取りでしたが、アレンジすることでシンプルでおしゃれに暮らせる住まいとなりました。
リフォーム前のキッチンは、キッチンスペースとして壁で区切られてしまっていたので、照明をつけないと手元は見えず、広さとしては決して狭いわけではないのにとても閉塞感があり、なんとも暗く感じてしまうスペースでした。L型キッチンは一見豪華で広く使えそうに見えますが、省スペースへの設置では、作業スペースはI型キッチンとほぼ同じになってしまいます。
リフォーム前
シンプルでスタイリッシュなI型キッチンに更新しながら壁を取り払い、明るくて広々としたキッチンになりました。安くてオシャレな食器棚や家電収納が量販店へ行けば気軽に購入できますので、オシャレ好きな若いご夫婦達が自分たちの好みの家具を自由にレイアウトできる、素敵なLDK空間になりました。
明るい未来が待っている若いご夫婦たちにぴったりなオープンキッチンですね
今回採用したキッチンパネルは、キッチンとは別メーカーの商品を選定しました。
意匠性を前面に押し出して行きたいというY様のご希望を受け、サンプルをいくつも取り寄せながら決めていきました。
床材はフロアータイルを採用しましたが、木目の濃淡や古材のイメージを出して行きたいとの思いから2種類の材料を混ぜて貼り分けることにしました。それぞれの木目の濃淡と表情がとても印象的に仕上がり、アイボリー基調のキッチンの扉柄と調和してオリジナル感が出せました。これはY様も大満足の結果となりました。
当初キッチンとリビングで床に段差がありましたので、段差解消のために下地を作り直したり、ステンレス製の床見切りもできるだけ細く見えるものを探したりと、こちらのお住まいだけのオリジナル仕様のキッチンができ上がりました。
リフォーム前は、入口の段差も大きく、入りづらいお風呂空間でした。また、床や壁もタイル調でひんやりした印象を受け、タイルの目地に入り込んだ汚れが目立ってしまっていました。
照明器具も1灯式で、23 年という歳月が器具本来の性能を出せなくなってしまっておりどことなく暗いイメージを拭えませんでした。
そこで新しく設置したのは、綺麗な木目調のパネルです。
木目の温か味とダウンライトの優しい光がコントラストを強めることなく、ゆっくりとくつろげる空間を演出してくれています。
ダウンライトの色温度も赤過ぎず青過ぎず、洗面所を始め住戸全体の色温度と調和しています。
入口の段差をフラットにすることはできませんでしたが、職人さんにお願いして可能な限り低く設置してもらい、5センチも下げることができました!
浴槽もエプロン式のものと比べ、洗い場の床と完全に一体式のものなので、余計な隙間がなく楽にお掃除ができるようになりました。
洗面所は化粧品や歯ブラシセットなどどうしても小物で溢れてしまいがちですので、スッキリと収納できてなおかつ尚且つ若い方の感性を刺激できるデザイン性の2点を意識しました。
リフォーム前の洗面台廻りの収納場所は、下台の開き扉の中と左袖にある埋め込み収納の中だけでした。将来、お子様が成長して化粧品や整髪料などを置きたくなった時、これでは少し心許ないですよね。
そこで、収納たっぷり3面収納鏡と引き出しが2個ついている下台とのコンビネーションを選択しました。シンプルなデザインの中に機能性も兼ね備えた、まさにY様の想定している若いご夫婦の新しい門出に相応しいサニタリーになりました!
水廻りの床材にはよくクッションフロアーが採用されます。Y様のご希望は若い方に受け入れられるデザイン性を求められておりました。
そのため、今回はPタイルに目地棒を入れて大理石調に見せるアレンジをしてみました。シルバーの目地棒がキラッと光って綺麗なアクセントになりました!
水を扱う場所ですので、施工時には耐水性のボンドを使用しています。また、クッションフロアーは軟質ビニール製ですので表面の摩耗耐性が弱く尖ったものを落とすと破れやすいのですが、Pタイルなら表面が硬く、より長く美観を保てます。
アクセントクロスは、注文住宅や中古住宅でもブランドを意識した売主さんが積極的に採用している方法です。
好みが出てしまう部分でもありますので必ず良しとするわけではありませんが、こだわりをアピールするために採用しました。色や柄によって様々な視覚効果をもたらすことができます。
横縞柄は空間の奥行を強調し、室内をより広く見せてくれます。これを基準に廻りに同調する色、質感や模様が印象的な壁紙を選びました。
これならどんな色の家具を置いても主張しすぎず、さりげないアピールになりますね。
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インテリア全体の印象もかなり変わり、おしゃれでありながらも、ほっとできるような心落ち着く印象の空間に様変わりしました。
畳のお部屋も小さいお子様がいらっしゃるご家庭にはお勧めです。
Y様とはこのお住まいを通じて初めてご依頼いただきましたが、今後お住まいになる方はどんなことをお望みになられるのだろうと一緒にお考えいただきました。そのため、自身もワクワクしながらご提案することができました。
不思議なものですが、細部までこだわって愛情を注いで手を掛けたことって、必ず相手に伝わります。このお住まいでしたら、寂しい限りですがすぐに売れてしまいますね。
完成立ち合いの時に、「今住んでいる自宅のリフォームもお願いしようかしら」とおっしゃっていただき、本当に嬉しかったです。
いつでもお待ちしておりますので、また是非お声をお掛けください!